2013年5月31日金曜日

WSで笑う

こんばんは!第2回公演から参加します椎野です。ブログも初です。

どうぞよろしくお願いします!

先日石田さんがバトンをわたしてくれたのにもうこんなに時間がたってしまいました。
その間に榊さんの疾走記事。ありがとうございます。

ワークショップについてちょっと書きます。

ワークショップでは、役者さん同士の掛け合いに化学反応がおきて、声を大にして全員が笑う、というシーンが何度もあります。あの瞬間はたまらないです。もう、時間も空間も越えて、全員がひとつのことで笑うという、宇宙的な、極めて宇宙的な瞬間。劇場で客として笑うのとも違うし、飲み会でやんや盛り上がるのともちょっと違う感じがします。なんでかな?先日のワークショップでもそんな瞬間が沢山ありました。このときばかりは、あの有名なサザエさんの歌がリアルに展開されていたといっても過言ではありません。

みんなが笑ってる
子犬もわらってる
ルールルルールー
今日もいい天気

犬は顔筋が多いから笑って見えるだけださなんて普段なら考えてしまう。でもワークショップはちがう。あ、これは犬も笑うよな(ましてや子犬ならなおさらだな)と思わせる何かがある。最終的には「ル」をくちずさびながら天気に、天の恵みによっていまここに生きていることに思いを馳せる。壮大。そんな素敵なワークショップは次回は6月上旬。6月からは稽古も始まります。サザエ的宇宙空間をたくさん創造したいものです。

余談ですが、フェイスブックをひらくたび、横山剣を思い出しますので(イイネ!)大好きCKBの大好きフレーズをもってこのあたりで失礼します。

てんやわんやですよ
てんやわんやですよ
てんやわんや てんやわんや もうてんやわんやでーすよ~

(クレイジーケンバンド「てんやわんやですよ」)


椎野

2013年5月28日火曜日

“シッソウするコント作家”(榊)


むかし森下にベニサンピットがあった頃、そこがNINAGAWA STUDIOの稽古場であり公演の劇場でありました。蜷川幸雄氏は東村山の自宅と森下の稽古場をバイクで往復し “疾走する演出家”と言っていました。マネして稽古場に通うのに“疾走”してみようかと考えてみました。

 

が、
















トある日、トある山で“シッソウ”してしまいました。およそ6時間ほどの“疾走”ならぬ“失踪”でしたが。
 
はい、この公演では“シッソウ”しないように気をつけます。
 
 
榊 俊作
 

2013年5月20日月曜日

第5回6L工場ワークショップを行いました(石田)

昨日(5/19)の6L工場ワークショップ(WS)の模様をお伝えします。

今回のWSの参加者は、キャスト・作家合わせて15人!
今までのWSはこじんまりとやっていたのに、気が付けば大所帯のカンパニーです。
体を使ったゲームの後、作家の出したお題を元にエチュードなどを行いました。

ゲームの中から一つご紹介。
「ピクチャーズ」というゲームで、はじめにキーワードを設定し、
舞台をキャンバスに見立てて、キーワードを取り入れた絵を即興で作り上げます。

皆さん、これは一体何の様子か分かりますか?

 

舞台上の人の置き方など、演出の視点からもとても勉強になります。

 

また、ワークショップ最後には第2回公演の現時点での台本を配布しました。

 

実のところ、自分の台本はまだ完成していなくて情けない限りなのですが、
今回のWSでたくさん執筆のヒントを貰うことができました。

参加してくださったキャストの皆さん、ありがとうございました!

次回はブログのネタのために写真を撮るのに必死な石田と
駅の階段で林檎のかごをひっくり返したおばあさんを助けていたらWSに遅刻したニシイケ氏を
シイノがレポートしてくれると思います。
シイノ先生の次回作にご期待ください(笑)


せきでんどうし

2013年5月18日土曜日

おはようござい。(村野)

トライアル兼ねて投稿です。
きのう、恋愛映画を見て息も絶え絶えになった村野です。
干物を通り越して、ミイラ化していたらしい。
愛だの恋だのセックスだの、思いが通じるだの通じないだの。
なんというか、そういったものをあまり意識しないようにしてここしばらく生活してたので、
虚構とはいえ、久々に目の当たりにして、ひっくり返りました。


ここ最近、現場に入ることが多いのですが、
ある特定の人に意識を集中させてしまうため、
極力恋に落ちないようにしています。
あ、いや、訂正。

恋に落ちたとしても、極力それに振り回されないように、意識的にコントロールしています。
根が快楽主義者なため、焦がれる相手のこと以外はどうでもよくなってしまい、
結果、仕事に障りが出るのです。
よろしくないです。


20代前半の、ガキンチョの頃から自分で公演を打ったりしてたのですが、
この「現場恋愛禁止主義」は、その中でも特に強まっていきました。
自分が主宰していると特に、役者カップルが喧嘩などすると、
もう本当にめんどくさいことになるんですね。
20代なんてまだ子供ですから。
稽古場にプライベートを持ち込まないっていうのがどういうことか分からないんですね。
結果、稽古以前の話ですよ。進まない進まない。
役者も、ダメ出しなんか聞ける状況じゃなく。
もう本当に大嫌いだと思いました。
芝居以外のことは稽古場に持ち込むなと。


まあでも、きっと恋愛って、何にも勝る一大事だと思うんです。
だからバランスも崩れるし、世界の中心になっちゃったりもする。
そんな感覚が困るので、ここしばらく封じてきましたが、
改めて恋愛というものについて、考えてみようと思います。


願わくば、公演終了まで、せめて一分の冷静さを保てますよう…。


昨日触れたリハビリ用資料は、映画『love actually』。さまざまな愛のカタチをモチーフに、エピソードの断片が一つにまとまっていくのが面白かったです。
愛のカタチについての是非はまたさておき。ああとってもブリティッシュ。


そんなこんなで。

村野玲子(NICK-PRODUCE)
http://nick-produce.net/

2013年5月15日水曜日

第5回目わーくしょっぷ(吉)

第5回 6L工場 わーくしょっぷ


じつは第二回目公演が決まったあたりから、キャストの方々とも定期的に集まってきました。
飲み会じゃありません。
キチンと稽古場を借りて、わーくしょっぷと称して、
キャストの方々と書き手とで、ほんわかほんわかやって、笑ってきました。
基本的過ぎるかもしれませんが、
芝居のおもしろさを共有できたなーって時間を過ごせることを大切にしてきた積もりです。

わーくしょっぷは、去年の12月22日にはじまり、
2月16日、3月10日、4月14日、と開催してきました。
次回は5月19日です。これで第5回目となります。6月にもあります。

回数を重ねるごとに、ぽつぽつとあたらしいキャストさんが加わってゆき、

なかなかの所帯になりました。とてもありがたいことです。こんなに集まっていただけて。

余計なことをいわせてもらえば、ボクには、自分の人生の先に、

こんな多人数で芝居のできる日がまた訪れるだなんて、とても思えなかった頃がありました。

だからか、

目の前にこんなに集まってくれていることを、ほんとうに、ありがたいことだと思っています。
自分に、自分たちに、
どれだけキャストさんたちに還元できることがあるか、サッパリわかりませんが、
けれども、
ちいさなことでもできることからコツコツやってきた積もりですし、続けてゆく積もりでもあります。

キャストさんがたくさんいても、わーくしょっぷの回数重ねるにつれ、

キャストさんと書き手たちとが、ともにこころをパカッと開ける間柄にもなってきたかと思われます。
へんな遠慮も、ほぐれてきたかと思います。
(コレ読んで、こころパカッてできてないーって思った出演者のアナタ。その自覚のもと、はやくパカパカー)
こんな間柄でやっていければ、マズは、良いことだと考えます。

もしかしたら、これは、他者の眼を気にすれば、

こころざしとしては、身近過ぎてちいさ過ぎることかもしれません。――が、ほかはほかです。
この点は、出演交渉の段でご理解いただきましてキャストみなさん、ありがとうございます。ぺこり。


芝居をやりたいと思っているヒトがいろいろ集まっていることへの、いろんな感謝を忘れずに、

公演までの時間を、大事に、大切に、過ごしましょう。

書き手は、自分の信じるおもしろさ、を台本に書き込みましょう。
おもしろいと思うことを信じるチカラ、のようなものを大事にして、取り組もう。

負けるなよ、オマエ。


ブログっぽいことを考えれば、わーくしょっぷが今週末ですので、写真なんかパシャリ☆して、

きっと、きっと載っけたほうがいいのでしょうね。
その発想はボクにはナイ思考なので、だれかパシャリ☆してくれれば、、、こんどお披露目できるかな。




ニシイケ氏へ。「沢田研二」
鈴木清順『夢二』が昔は好きでした。あれから時間は経ったので、もう記憶にありませんが。
印象的だったのは、
長谷川和彦『太陽を盗んだ男』の沢田研二なのかも。長髪に風船ガム? スウェットでランニング?
菅原文太の異常性に魅了されて、沢田が事件を起こしてゆく展開だった記憶があります。
たしかに菅原文太は際立ってた。こっちのほうが印象的だったかも。
文芸座のオールナイトで痺れた。あれはいつだったか。長谷川和彦の学生運動系の映画は製作してほしかったなぁ。




2013年5月9日木曜日

悩める春に…


こんばんわー。
先日、創作のモチベーションを高めようと思って好きなコーエン兄弟の映画のDVDを手に取り、箱を開けるとなぜか大学の頃に片思いしてた女の子の写真がでてきました…わお!「びっくり!ボウスキ」ってバカっ!!!でおなじみ西池です。

どうもどうも、ごぶさたしております。
約一年ぶりに帰ってまいりました。われわれ6L工場なんですけれども、
なんと8月に第二回公演をやります。よろしくお願いします。
ブログを書くという行為も(というか公演に関わる作業全部ですが)ひさしぶりなので、さぐりさぐりやっていきます。

さて、連休もあけまして、台本ができたりできなかったりしているわけなんですが、前回の吉田君のブログを読みますと、なんとも哀愁ただよう文面でジュリーの曲が紹介されていますね。
彼があれほどまでにジュリーに思い入れを持っているとは、思いもよりませんでした。驚きを隠しきれません。次に会ったときには「マイ・フェイバリット・ジュリー映画」というテーマで5時間語り合おうと思います。(ちなみに僕のフェイバリッド・ジュリー映画は今は亡き市川準監督の『大阪物語』です。むかし深夜にTVでやってたのをビデオに録画して何回も観てるんですが何故か途中から、めちゃイケが重ね録りされてて、観るたびがっかりします。ジュリーはダメな親父の役です。)

一方そのころ西池はももクロを聴きながら台本を考えてました。
いいですよね、ももクロ。元気もらえますよね、ももクロ。
僕は黄色の子が好きなので、曲を聴きながら黄色の子を応援しようと思うんですが、
曲だけ(ビジュアルなし、声のみ)だと黄色の子と赤の子と紫の子が区別がつきません。
なので今ひとつ頑張れ!という気持ちを持ったまま聴けません。
というのが最近の悩みです。

それでは、また次回!

次回予告

次回は「水族館に行きたい」という気持ちについて2万字に渡って書き連ねたいと思います。

なんちゃって!!

2013年5月6日月曜日

ゴールデンウィーク過ぎて(吉)

ゴールデンウィークは過ぎて... 


あんなに苦しんだ時間は過ぎ去って、、、

さて。
ずんずん運筆できましたでしょうか。
もしや、書き終えてしまいましたか、もう?

ボクはさっぱりです。
なんだか出遅れると不安になります。
が、出来高は誤魔化せません.. .

こんや、6日の深夜、
原稿データ、提出しなくちゃならないってのに、
その原稿では、なーんにも語られてなくって.. 
アアー 

やりきれない夜だな。
緊張がとけて、チカラの抜けた気分のところに聞こえてきた、さっきの「アアー」という断片的メロディ。
あれはなんの曲かしら……
のろのろと、20分かけて、ようやく、そのメロディを思い出す。 

♪夜というのに 派手なレコードをかけて 
 朝までふざけようワンマンショーでー
 アアー アアー アアアアアアア
 アアー アアー アーア 

ふっとアタマをよぎったのは「勝手にしやがれ」沢田研二。
ご存知かしら。。。
でも問わず語りは語ります。
テキトーにひたすらクチずさんでみることにします。

♪壁ぎわに寝返りうって 背中で聞いているー
 やっぱりおまえは出てゆくんだな 
 わるいことばかりじゃないと 
 想い出かき集め 鞄につめこむ気配がしてる

 行ったきりならしあわせになるがいーいー
 戻る気になりゃいつでもおいでよー


うーん。ふてくされた感じがイイ。素直になれない感じがイイ。

それにしても、
沢田研二の「アアー」。
どうしてこうもウットリさせるのでしょう。(これってボクだけかしら)
おなじ沢田研二の『サムライ』という曲にくると、
ただただ、もう、ウットリしちゃって、とろけてしまうーぅ!

♪片手にピストルゥー 心に花束 唇に火の酒 背中に人生を
 アアー アアー アアー アアアー

いやあ。
ここの「アアー アアー アアアー」。
これだけで、どれだけの情感が多重に含まれていると!

あ、そう。
言おう言おうとして、アタマでなんどもシュミレーションした言葉って、
案外なほど、相手に伝わらなかったりします。
ひとりよがりの自分勝手「妄想」に過ぎないからなのでしょうか。
そりゃもちろん、自分を楽しませますが、さて他者は。
そんなものを他者にぶつけても、キビダンゴです。イタッ。マズッ。

ああ。
じゃあやっぱり台本を書き直そう。書き直そう。アアー


♪片手にピストルー 心に花束 唇に火の酒 背中に人生を 
 アアー アアー アアー アアアー

あ。なぜだかソノ世代じゃないボクなのに、
「アアー」を唄っている沢田研二の姿・表情を思い浮かべることができる。

思うに、
きっとストーリーとか会話は、
会話の内容そのものよりも「相手の話しっぷりを見ること」のほうがズット大事だと思う。
とくに恋愛モノの場合は。

先日、友人の結婚指輪を眺める機会があったが、
ボクは「ただの指輪」とという品物として眺めるが、
指輪の本人たちは、指輪を眺めながら「ふたりの記憶たち」を見ているのだろうと思った。

ふだん、
メールの文面から、相手の表情が思い浮かべられなくなったらば、
キモチの疎通はうまくゆかなくなって、お互いの心がスレ違ってしまった気になります。。。

夜が来ても、朝が来ても、
春が来ても、夏が来ても、秋が来ても、冬が来ても、
ぼくにはあなたしかなーいー ダーーーーリンー  『ダーリング』沢田研二

――と、
こころのホントのところではこんなふうに思っていたりもするのでしょう。
あなたしかいない、じゃなくて、あなたしかない、ってのがウキキーですよねー

ボクなんかは恋愛をアタマで考えるタイプなのだろうから、
ハートで感じられるようにならないとなー、と気がつく。いま。

ありがとう、こんな深夜のチカラの抜けた状態に、ふっと訪れたジュリー!
締め切りに間に合ってないけどねー


ありがとう ジェニー 
おまえはいい女だった
おまえと暮らすのがしあせだろうな
だけど ジェニー おばよ ジェニー 
おれは行かなくちゃいけないんだよ 『サムライ』


さあ。延長戦をがんばろう。

鉛筆をコトリと置いて、ぐーっと伸びをする。そんな脱稿日を近寄せよう。
先が読めないけれど。けど、いつかは訪れる。。。