まずは、公演見に来てくれた方々、本当にありがとうございます。
役者のみなさん、スタッフのみなさん、6Lメンバー、お疲れさまでした。
去年の第一回公演のときは、本番の2ヶ月前に仕事を辞めて無職になりました。
そして今回はまたしても本番の約2ヶ月前に就職しました。我ながら極端だなと思いますが、持ち前の何とかなるっしょ精神というか、無計画さで実行しました。結果、なんともならず、芝居に関わってくれた皆にも会社の方にも迷惑をかけまくったあげく、多分このまま仕事の方はクビになるだろうな、といった状況で小屋入りしました。
本番を終え、打ち上げ後、仮眠をとって出社し、あらためて上司に謝罪をして本来なら8月末で終えるはずだった試用期間を延長するという形で辛うじてクビはまぬがれました。今後の働き方を見て判断するとのこと。ハードル上がりまくってます。
会議にいけない、稽古にいけない、連絡がとれない等などなど、とにかく迷惑をかけまくり(特に西池チームに出てもらった役者たちには)だったこの数ヶ月。
終盤には、自分には演出家なんてポジションにいる資格も実力もない。っていうか今後はもう芝居には関わらない方がいいかもなー。と思ってました。
公演がおわり3日たってみて小屋入り中ずっと穿いてたGパンのポケットから、赤ペン青ペン黒ペン、ライター6個、丸まった針金、グシャグシャになったレシートたくさん、LEDライト、よく分かんないメモ、チラシ3枚、小銭252円、なぜか印鑑、照明用のフィルムの切れ端、が出てきました。
ジョナサンのテーブルの上に並べたそれらのモノたちを見つめています。
正直言うと演出って分かんないですし、自分なりの方法論なんてないです。皆無です。ただ自分のおもしろいって思う設定とかセリフを並べた台本のような物を役者に渡して演じてもらっただけな気もします。
そんなんじゃダメですよね?
でも、面白いっぽい設定とかセリフとかのアイディアっていうのはどんどん思いついちゃうんです。
あ、さっきもね、思いついたんですよ。コントのアイディア。せっかくなんで、書きますね。
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タイトル「夏熱い、バスこない、もヤだ(仮)」
登場人物
・白いワンピースの女 (→例えば、山岡よしきに演ってもらう)
・黒いイーグルのTシャツの男(→例えば、栄華楼山田に演ってもらう)
・ヒットマン(→例えば、檀上さんに演ってもらう)
・虎バス(未定)
とある田舎のバス停、ベンチに座ってバスをまっている男と女。
蝉の声が響く。
男、立ち上がって時刻表を確認したり、腕時計を見たり、また座ったりと落ち着かない。
そんな男を見ている女。
男の足下にはデカいバッグがある。
女「ねぇ」
男「(え、俺?)はい?」
女「私、今ノーブラなの」
間。
男「そうなんだ…」
女「そーなの」
男「なんで?」
女「(ちょっと考え)なんか一応伝えとこうと思って」
男「ん?そっか…」
間。
女「バスこないね」
男「ああ。あの、オレさ、昨日までヤクザだったんだ。事務所から金奪って逃げてるの。ここだけの話だけど」
女「どこに逃げるの?」
男「南の島とか。ベタだけど」
女「いいね」
男「良かったら一緒に…」
女「一緒に?」
男「ないか」
女「ないんじゃない?」
男「こないな、バス」
ヒットマン登場。
男、立ち上がって逃げようとする。
ヒットマン、懐から銃を取り出し男を撃つ。
男、死ぬ。
ヒットマン、男の持っていたバッグを奪い、去ろうとする。
女「ねぇ?」
ヒットマン、振り返る。
女「私、今ノーブラなの」
ヒットマン、女に近づき胸をさわろうとする。
女、その手を取ってヒットマンを投げ飛ばす。
女、ヒットマンをボコボコに殴る。女、強い。
ヒットマン、意識を失う。
女、何事も無かったかのように、バスを待つ。
間。
女、思い出したように、ヒットマンの懐から銃を取り出し、ヒットマンを撃つ。
ヒットマン、死ぬ。
女、再びバスを待つ。
虎バスやってくる。
女、虎バスの背中に座る。
しかし、虎バス、なかなか発車せず、ヒットマン(もしくは男)の死体を食べ始める。
女、ヤレヤレといった感じで首を振り、バッグと銃を持って歩き去る。
完。
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思いついたときは最高だなって思ったけど、書いてみたら若干微妙な気もしてきたけど(笑)まぁそれはそれとして、
結局、自己満足でいいなら、こんな風にブログとかSNS?とかに載っけて公開していいね!されたり?叩かれたり?してればいいと思うんだけど、そーいうことじゃないじゃない?きっと。だから、自分が面白いと思うこーゆう思いつきがあって、それを面白いと思ってくれるひとが他にもいるとして、どーやって形にしてくか、発表してくか、ってことをもっとちゃんとしっかりと自分の頭で考えていかなきゃいけないんだろう。
そのためにはもっといろんな舞台みた方がいいかもしれないし、いろんな人と会って話たり、した方がいいんだろうし、生活もしっかりして仕事は仕事でちゃんとしないといけないし大変だーけど、そういうことだよな。あたりまえに。
とにかく、こんなバカが主に深夜のジョナサンであーでもないこーでもないって書いた台本を、役者たちが形にしてくれて、それをお客さんが観に来てくれて、笑ってくれて、アンケートにも色々感想書いてくれて、ってホント嬉しかったし報われたし救われたし、最高でした。だからこそ、っていう。
まとまらないまま、だらだらと、すいません。
また、お目に掛かれれば、と。
8月15日早朝
西池